必要な保険とは リタイア後 優先度を点検

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リタイアした高齢者の主な所得は年金になります。

高齢者世帯の6割は年金だけで暮らしており、年金プラスアルファで暮らしている世帯もあります。

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高齢で無職の夫婦世帯の平均的な家計収支は、年70万円近い赤字です。

リタイア前は一定の収入を前提にした生活で、支出も膨らみがちです。

そんな生活を続けると、貯蓄を多く取り崩さないといけなくなります。

リタイア後はお金の使い方を見直す必要が出てきます。ここで漏れなく見直したいのが「保険」です。

まず、現役世代に加入した生命保険を見直しましょう。

子どもが独立したり、住宅ローンを完済したりしていれば、自身が亡くなった後、残された家族への経済的な備えの必要性は薄れてきます。

入院時の医療費が心配で、医療保険を検討している人もいるでしょう。

ただ、健康保険を使って治療を受けるなら、1カ月あたりの自己負担額は所得に応じた上限があります。

例えば、年収500万円の人が、1カ月に100万円の医療費がかかった場合、自己負担額は9万円ほど。70歳からは、さらに負担は軽減されます。

医療費の負担は、冠婚葬祭や住宅修繕と同様、一時的な支出として貯蓄で賄うこともできます。

必ずしも保険での備えにこだわらなくてもいいのです。

公的な給付制度を知ったうえで、必要なときに確実に手続きをする。

そして保険が必要かを考える。それが家計全体の負担を軽くすることにつながります。

(朝日新聞  2017/05/15)

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