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日本生命保険は、顧客に最もふさわしい商品や特典をAI(人工知能)が自動で判断するタブレット端末を、すべての営業職員5万人に配る。
来年4月をめどに現在の端末から切り替える。
顧客の要望に応える能力を高め、職員の負担も減らす。
最大手の日本生命は対面販売を営業の柱に据えており、営業職員の数も業界で最も多い。
新規開拓や顧客回りといった営業活動はすべて、ノートパソコン型の携帯端末で記録してきた。切り替えは7年ぶりだ。
最大の特徴は、顧客ら4千万人分の営業データを活用したAIの導入。
年齢や家族構成といった情報を営業先で端末に入力すれば、AIが画面上に最適なサービスを表示する。
営業データは随時更新し、AIの精度を高めていく。
端末をタブレット型にするのは初めてで、現在のノートパソコン型の半分ほどの軽さ。
持ち運びもより便利になるという。
(朝日新聞 2018/05/14)