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国内は少子化で労働人口が年々減少し、都市圏への人口集中と地方の過疎化が進む。
全国に拠点を置く企業が、これまでのように転勤に頼って各拠点の人材確保を図るのは容易ではない。
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”脱転勤”は、企業が優れた人材を確保する上でも不可欠だ。
明治安田生命保険で法人営業第4部部長を努める森雅子(50)は東京都内の自宅から通勤可能なエリアに職場を限定した「地域型総合職」だ。
法人営業の部長は従来、転勤を伴う全国型総合職が就くポジションだった。
だが、同社は15年4月、自宅からの通勤圏内に勤務地を限定した「地域型総合職」という働き方を設けた。
転勤の有無にかかわらず、給与体系や昇進に必要な条件は同じで、実力があれば役員や社長への道もある。
地域限定の役割を強化する働き方改革が助成の「見えない壁」を打ち破った形だ。
森は満足そうな笑顔でいう。
「今の制度なら、仕事と家族、趣味の3つをバランスよく配分できる」
(フジサンケイビジネスアイ 2017/05/06)
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