
運動など健康になるための行動を評価する健康増進型保険の新商品「バイタリティ」発売。
住友生命保険の橋本雅博社長が17日までに、フジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、新商品の投入について「『分かってはいても変えられない』という非合理的な行動を変えたい」と語った。
橋本氏は「バイタリティは国民の健康寿命の延伸にも貢献でき、国の施策にも合致している取り組みだと考えた」と指摘、開発表明から商品化まで2年を費やすほど商品性にほれ込んだという。
一方、健康増進型保険をめぐっては同業他社も続々と新たな動きをみせているが、「自分たちが作ったコンセプトをお客さまに伝えるだけ」と他社の動きを必要以上に気にはしていないとも話した。
健康増進への世間の注目度も高く、「CM、SNS(会員制交流サイト)などあらゆる手段をフル活用する」と積極的に宣伝する意向を示した。
健康に良いと分かっていてもなかなか行動できない人が多いためで「保険をきっかけに加入者がウオーキングしようということになれば日本全体が健康になる」と狙いを語った。
(フジサンケイビジネスアイ 2018/07/18)