
第一生命ホールディングスはカンボジアに進出する。
月内にも現地に100%子会社を設け、2018年度中の営業開始を目指す。
日系生保がカンボジアに直接子会社を立ち上げるのは初めて。
今後の経済成長を見込み、保険普及率の向上が期待できる東南アジアでいち早く根を張る狙いがある。
月内にも首都プノンペンに子会社を設立し、事業拡大に向け40億円程度を段階的に出資する。
まずは現地の銀行経由で保険を販売するルートを開拓する。
18年度中の営業開始を目指しており、窓販と個人による代理店販売をあわせて100人程度の現地人員を確保する。
主に死亡保障などを備えた貯蓄性商品の販売を想定する。
第一生命HDは06年度に現地企業を買収してベトナムに進出し、東南アジア地域での事業基盤の拡大に力を入れている。
日系生保では日本生命保険が出資しているタイのバンコクライフが17年にカンボジアの生保市場に参入した。
カンボジアは比較的若い世代が多く、中長期的に高い経済成長が見込めるという。
(日本経済新聞 2018/03/09)
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