
がんの治療をしながら仕事を続けることは、治療費を稼ぐという経済的意味だけでなく、患者が社会と関わり続けることで、生きる力をみなぎらせる意味も大きい。
がんをはじめ、病気に罹患した従業員が働きやすい環境を整えることは、中長期的に企業の競争力向上につながると言える。
企業がすべきことは、まず、社員の健康に関する意識を高め、がん検診の受信を促進することだ。
次に、がん就労者のニーズに応じた多様な働き方を用意することだ。
第三に、がん就労者を受け入れる周囲のリテラシー向上だ。
がん就労者が生き生きと働ける社会を作るため、ライフネット生命は、「がんと就労」について企業を啓発するプロジェクト「がんアライ部」を発足させた。
情報の発信・共有が、がん患者やその家族の役に立つことを期待している。
(日刊工業新聞 2017/10/23)
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