
病気や死亡時の保障をする共済で、持病があっても健康な人と同様に加入できるタイプの商品が登場している。
一般の生命保険や医療保険では持病で治療中の人は加入できないことが多い。
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健康に問題があっても加入できるように条件を緩和したものもあるが保険料は割高になる。
非営利で「助け合い」をうたう共済ならではの商品として注目を集めている。
全国労働者共済生活共同組合連合会(全労済)は平成28年10月から、高血圧で治療中の人も一定の条件を満たせば医療保障や死亡保障に加入できるように取り扱いを見直した。
主力商品の「こくみん共済」や「新総合共済」「新せいめい共済」が対象だ。
以前は、血圧の降圧剤を服用するなどの治療を受けている人は加入できなかった。今回の見直しで「治療中の人でも過去1年間の血圧が正常な範囲内であれば」(担当者)、健康な人と同じ掛け金(保険料)で加入できるようにした。
担当者は「共済は一般の保険会社に比べ、割安な掛け金を魅力に感じて申し込む人が多い。
できるだけ多くの人が加入できるように、共済金(保険金)を支払う可能性などを総合的に検討して条件を緩めた」と話す。条件緩和で50~60代の加入が伸びているという。
(産経新聞 2017/03/31)
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