日生は総額300億円!大手生保が運用難でも契約者に還元する事情

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

生命保険業界で今春、大きな焦点となっていた長寿化(標準生命表の死亡率の改善)に伴う保険料率の改定。

各社が頭を悩ませた末に料率の見直しを相次いで発表する中で、話題をかっさらっていった企業がある。最大手の日本生命保険だ。

日生は4月以降、新規の契約者に対し定期保険を中心にして死亡保険の保険料を平均で12%、最大で約24%引き下げると打ち出したのに続き、既契約者の個人への還元策として、実に300億円にも上る増配を固めたことが明らかになったからだ。

対象は有配当の個人保険契約の5割弱に当たる700万件で、2006年度以来11年ぶりの大規模な増配になる見込みという。

日本銀行のマイナス金利政策の導入による運用難で、厳しい経営環境に置かれる中にあっての大規模な増配は、日生が誇る強大な財務体力をこれでもかと見せつけているかのようだ。

以下に続く

(「週刊ダイヤモンド」編集部 中村正毅 2018.3.13)

関連記事

おすすめ記事

  1. 2017-10-12

    大同生命、手軽なツール 健康経営中小をサポート

    大同生命保険が4月に発売した中小企業向け健康経営支援サービス「ケンコウサポートプログラム」が好調だ。…
  2. 2018-2-13

    共済、4大生保しのぐ存在感、顧客満足度ランキング、手ごろ・シンプルな商品に支持

    日本経済新聞社は全国の生命保険会社や共済の契約者を対象に、顧客満足度調査を実施した。 前回に続き、…
  3. 2017-3-21

    認知症 保険で備え

    ​8年後には、65歳以上の5人に1人が発症するとされる認知症。 認知症でない人に比べて介護費用がか…
  4. 2018-1-26

    日生新社長「成長基盤を」 清水氏昇格発表 逆風下 手腕に期待

    ​清水新社長会見 販売競争力の向上▽ITなど先端技術を取り込んだ事業の変革▽グループ経営のさらなる…
  5. 2017-6-20

    浮いた残業代 人に投資(企業、働き方改革で競争力)

    ​働き方改革で減少した残業代の一部を原資に、研修など従業員に投資する企業が出始めた。 ​かんぽ生命…

新着記事をメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、記事更新をメールで受信できます。

2,666人の購読者に加わりましょう

おすすめの電子書籍

新着記事をメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、記事更新をメールで受信できます。

2,666人の購読者に加わりましょう

ページ上部へ戻る