
住友生命保険ががんなど3大疾病を支払い対象とする業界初の企業向け団体保険を4月に発売することが18日、分かった。
病気を抱える従業員の治療と仕事の両立を支援するため、代わりの人を雇う費用などを補償する特約をつける。
人手不足が深刻化する中、従業員の健康に配慮した職場をアピールしたい中小企業を中心に売り込みたい考え。
同団体保険は、がんと急性心筋梗塞、脳卒中の3大疾病になった従業員に対し、治療費などとして1人当たり最高1,000万円の保険金を支払う。
業界初の試みとして特約で企業に対して、治療中の従業員の仕事を代わった同僚の残業代や代わりの人を雇う費用を補償する。
治療しながら仕事を続ける従業員向けの相談窓口の設置費用、社内のバリアフリー改修費用に充てることもできる。
(フジサンケイビジネスアイ 2018/03/19)