共済、4大生保しのぐ存在感、顧客満足度ランキング、手ごろ・シンプルな商品に支持

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日本経済新聞社は全国の生命保険会社や共済の契約者を対象に、顧客満足度調査を実施した。

前回に続き、価格の安さなどから共済が上位を占めた。

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日本生命保険をはじめとする4大生保は中位以下でソニー生命保険、大手損害保険グループの傘下生保などが存在感を示した。

総合得点が90点を超えたのは4社で、うち3社が共済だった。

シンプルでわかりやすい保障内容と手ごろな価格設定が契約者の支持を受けているようだ。

<高齢者向けに力>

首位のコープ共済(99.0点)は2017年に、主力商品が満期を迎える65歳でも加入できる新商品を発売した。

現在メインの家族向けに加え、高齢者向けの商品開発にも力を入れている。

2位は都民/県民/府民共済で97.1点、全労済(こくみん共済)が93.6点で3位につけた。

全労済は、通常は年齢や性別に応じて異なる掛け金を一律に設定。

医師の診断も不要で、支払いや加入要件のわかりやすさが評価されたとみられる。

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ソニー生命が90.8点で4位に入り、生保会社で唯一90点を上回った。同社は「ライフプランナー」と呼ぶ中途採用の人材による営業が特徴で、保険金支払いの速さなど、顧客対応の面で高い評価が目立った。

このほか東京海上日動あんしん生命保険が5位でソニー生命に続き、太陽生命保険も7位に食い込んだ。

6位のかんぽ生命保険は政府から間接的に出資を受けているため、新たな分野の商品を出すには政府の認可が必要。

この制約もあって商品力の評価は低かったが、信頼性で高得点を稼いだ。

年代別で見ると、違った側面が浮かび上がる。

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20代では1位、2位を共済が占めたものの、3位に第一生命保険が入り、4位が住友生命保険、5位が日本生命保険、6位が明治安田生命保険と、4大生保が並んだ。

企業のセキュリティー強化の流れなどを受け、職場への訪問営業が難しくなるなか、若年層の開拓に向けた商品を拡充したことが、一定の効果を示したともいえる。

<大手は若者を開拓>

たとえば住友生命の「ワンアップ」や明治安田の「ライト!」などだ。

テレビCMに人気のある俳優やミュージシャンを起用。

初めて保険に入る層でも加入しやすいように商品性を工夫した。

ただ、年代が上がるごとに4大生保の存在感は低下する。

30代では明治安田が8位、50代では10位に日本生命、60代では8位に第一生命が入ったものの、それ以外はいずれも10位圏外となった。

4大生保の影が薄まる中、目立ったのが、保険ショップなど代理店を通じた販売に力を入れている生保だ。

かんぽ生命のほか、オリックス生命保険、アフラック(アメリカンファミリー生命保険)、メットライフ生命保険などが、いずれの年代でも10位内に入った。

保険ショップで、保障内容を見直す動きが徐々に広がっていることの表れといえる。

この結果、価格の安さや保障内容の充実を売りにした医療保険などを中心に扱う生保が存在感を示した。

<貯蓄性商品、元本割れへの目厳しく「少ない掛け金で保障」に満足感>

上位に共済が並んだのは商品の内容が単純で、支払いが速いのが主因だろう。

県民共済などでは割戻金もある。大手生保に比べて営業のノルマも厳しくない。

そのため、職員も相対的に時間に余裕があり、「対応が良い」との印象を持たれやすいのではないか。

大手では担当者がすぐに辞めてしまうケースもあるが、共済では少ない。

大手生保の多くは貯蓄性の商品を扱っており、元本割れに関する苦情やトラブルが全体の満足度を下げている可能性もある。

6位にかんぽ生命保険が入っているが、老人や親族からクーリングオフの問い合わせが毎日のように来ているとも聞く。

オリックス生命保険やアフラックなども上位に来ているが、保障性商品を中心に扱う保険会社では、貯蓄性に比べて苦情は出にくい。

そもそも掛け金が低ければ、一度給付が受けられるだけで満足度が高くなることも考えられる。

(日経ヴェリタス 2018/02/11)

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