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日本生命保険は、4月2日に販売を始めた生活習慣病に備える商品「だい杖ぶ」(特定重度疾病保障保険)が、4月27日までの4週間で契約件数が5万件を突破した。
「想定を上回る契約ペースで手応えを感じている」(日本生命)。
生活習慣病は患者数が増加傾向にある。
がん、心筋梗塞、脳卒中の3大疾病は医療技術の進歩で患者数は横ばいとなっているが、生活習慣病のうち3大疾病以外の六つの疾病は、12年間で約1.4倍、3大疾病の患者数の約3倍の水準。
日本生命は既に保障している3大疾病のほかの糖尿病、肝硬変、慢性腎不全、動脈疾患など六つの生活習慣病に、臓器移植を合わせた七つの特定重度疾病を保障した。
契約者の5割以上を20~30代が占めており、若年層の関心の高さを示している。
男女比率は男性65%、女性35%。日本生命では、40代の男性が主になると予想していたので、女性にも強いニーズがあることが判明。
また、契約者の約4割が新規顧客であることから、新規開拓に寄与した商品となった。
販売好調の要因は、生活習慣病という身近なリスクへ備えていることや、七つの疾病という保障範囲の広さ、手頃な保険料(保険金額300万円、保険期間10年で、30歳の男性813円、女性660円)などと分析。
発売開始から1カ月間の販売ペースを、日本生命のほかの好評商品と比較すると、「もしものときの・・・生活費」(就業不能保険)、「5つ星」(継続サポート3大疾病保障保険)の1.5倍の売れ行き。
「だい杖ぶ」は、自由に選べる12種類の保険「ニッセイみらいのカタチ」の13種類目の保険として提供した。
(ニッキン 2018/05/11)