
明治安田生命保険は15日、2019年度を最終年度とする3カ年の中期経営計画を発表した。
低金利の長期化を見据え、少しでも高い運用利回りが見込める国内外の社債に計1兆6千億円を振り向ける方針だ。金利低下で年金保険や学資保険の魅力が薄れ、17年度からは販売が落ち込む見通し。今後は医療保険などに重心を移し、19年度の保険料を16年度比4割増やす目標を掲げた。
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現行の3カ年計画では社債への投資額が計1兆2千億円程度となる見込みで、新中計では3割超の増加となる。なかでも海外の社債や資産担保証券には4倍近い8千億円を投じるという。4月には「クレジット投資部」を新設し、社内の格付け審査を強化する。
(日本経済新聞 2017/03/16)