
生命保険会社7グループの2017年4~6月期決算が9日、出そろった。
売上高に相対する保険料等収入は、4月に保険料を値上げした影響などから軒並み減少した。
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一方、本業のもうけを示す基礎利益は円安などを追い風に5グループで増益を確保した。
保険料等収入は横ばいのソニー生命保険を除く6グループが減収だった。
保険料を上げた影響で個人年金などの販売が落ち込んだのに加え、日本生命では前年同期に大口の団体年金を受託した反動を受けた。
このほか、運用難に伴い多くの生保が契約時に数百万円をまとめて支払う「一時払い終身保険」の販売を停止したことなども減少につながった。
住友生命保険は4月から外貨建て保険の取り扱いを始めたが、4~6月期の個人保険の新契約年換算保険料は11.2%減の238億円と全体の減少を補いきれなかった。
(日本経済新聞 2017/08/10)
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