
従業員を、配置や昇給が異なる「総合職」や「一般職」などのコースに分ける「コース別雇用管理制度」。
女性の働き方の変化に伴い、撤廃する企業が出てきた。
第一生命は09年、一般職コースと総合職コースを統合。
転居がある「グローバル職」と転居がない「エリア職」を設けたが、給与・評価基準は統一した。
内勤社員の6割が女性で、一般職の勤続年数が延び、仕事の幅を広げる必要がでてきたからだ。
一般職廃止には、一般職の意識改革▽一般職が担っていた仕事の振り分け▽総合職の働き方の見直し–といった課題がある。
なかでも、働き方が変わることへの不安は大きい。
第一生命は、旧一般職が担っていた定型業務を、ITシステムの導入や契約社員による分担などで削減。
同時に全社員の労働時間抑制にも取り組む。
(毎日新聞 2017/10/02)
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