
三井生命保険は10日、10月に外貨建ての一時払い養老保険「ドリームロード」を改定すると発表した。
養老保険としては短期となる保険期間5年の商品を発売するほか、満期に無条件で外貨建ての終身保険に移行できる業界初の特約も新設する。
商品改定は2015年の発売以来、初めて。
従来の保険期間15年、同10年の商品に加えて、同5年の「ドリームロード5」を売り出す。
貯蓄性商品の養老保険の保険期間は15年など長期が一般的だが、余剰資産を抱えるシニア層などからは短期の運用に向く商品の要望が多かった。
さらに満期時に、自己などによる死亡時に保険金を上乗せする「災害保障」が付いた外貨建ての終身保険に移行できる特約を設ける。
終身保険の加入に必要な条件審査や健康告知はいらない。
ドリームロードは三井生命の独自商品だったが、日本生命保険との経営統合を受け、17年10月からは同社が販売している。
(日刊工業新聞 2018/09/11)