
リース各社、働き方柔軟に
リース各社が取り組む女性活躍推進の中身が多様化してきた。従来の女性活躍に関する議論に加え、男性や女性との関わり合いについての議論や、昭和リースのように自社の社員だけでなく、リース業を通じて女性の働きやすい環境作りを目指す企業を支援し自社の事業成長のつなげる動きも出てきた。
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オリックスはグループ社員の柔軟な働き方を支援する目的で16年3月に勤続3年以上の社員を対象に配偶者の転勤に伴う「エリア変更制度」と「休職制度」を導入。現場で着実に活用されている。
「エリア変更制度」は配偶者の転勤で現在のエリアでの就業が困難な場合に転勤エリアの変更を認めるもので、「休職制度」は配偶者の転勤で転居先へのエリア変更による就業が困難な場合、最大5年間の休職を認めるもの。
それぞれ1月末までに9人と5人が利用した。井上亮社長は「ハード(制度)面はほぼ出来上がっている。今後はいかにソフト面を充実させるかにある」とし、より活用しやすい環境を整備する。
(日刊工業新聞 2017/02/21)
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