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意欲的に働き続ける女性を育てるため、初期キャリアへの働きかけを重視する企業が増えてきた。
20代のうちから多くの経験を積ませる。出産などのライフイベントの前に仕事のやりがいを実感させることで、キャリア意識や成長意欲を高める。
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若手社員自らキャリアを考える会を企画したのは第一生命保険。グループ3社の20~30代の女性社員約30人が参加し、やりがいや目指す姿について語り合う交流会を2月に初開催した。
「日々、余裕がない中で、キャリアについて考えるいい機会になった」と企画運営にあたった人事部の連川いおりさん(29)は話す。
女性社員が高い意欲を持って仕事を続けられるよう、若手のうちから積極的に働きかける企業が増えている。
「出産・育児で仕事に制約が生まれる女性は、男性より早期育成の必要性が高い」とリクルートワークス研究所の石原直子氏。
「ライフイベントを迎える前の時間を無駄にせず、多くの経験を積ませて能力を高めること、やりがいを感じさせて仕事を続けたいと思ってもらうことが重要だ」と指摘する。
(日本経済新聞 2017/03/06)
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