
新たな出会い待つ 人生の黄金期
人生の黄金期、いい言葉ですね。寿命の延びとともに、人生の黄金期も後ろ倒しされているようです。
ー50代が起業・独立に最適としています。
「算数で考えれば、50代が人生の黄金期であることが分かる。自分の足で人生を歩き始めるのを20歳と考え、80歳まで生きるとすると、ちょうど中間が50歳になる。経験も積んでビジネスノウハウも社会的信用もある。」
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ーなぜ皆さん、そのようなに考えられないのでしょうか。
「社会常識が大きいだろう。人口構造が変わったのだから、働き方もそれに合わせて変えていくべきだ。だが、日本では高度経済成長にできあがった枠組みでの思考を捨て切れていない。逆に言えば、日本は希望に満ちあふれている。何も変えてこなかったんだから。例えば定年制。世界の先進国の中で、定年制があるのは日本だけ。働いて健康寿命を伸ばすことは、介護問題や社会保障費の増大の解決にもつながるはずだ。」
ー本書では50代で起業した6人と対談しています。
「1部上場企業のトップもいれば、趣味の延長で商売を始めた人もいる。資格を生かして独立した人もいる。背景が異なる6人との対話を通じて、多様な生き方があることを示したかった。6人の共通点を挙げるとすれば、本人が行き方に納得していることだろう。」
(日刊工業新聞 2017/03/20)