
住友生命保険は2018年夏に発売を予定する健康増進型保険「バイタリティー」の研究拠点を立ち上げる。
4月に日米2カ所に開設し、海外子会社などと連携しながら研究を進める。
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保険とIT(情報技術)を組み合わせたインステックの技術を機動的に商品開発に取り入れる体制を整える。
開設するのは「スミセイ・デジタル・イノベーション・ラボ」。
東京・大手町と米シリコンバレーに拠点を設ける。
シリコンバレーには住生の社員のほか、買収した米中堅生保シメトラからも社員を派遣する。
兼務も含めると約30人体制で立ち上げ、将来的に100人規模にする。
バイタリティーは健康増進に努めている人の保険料を安く抑える仕組みの医療保険。
保険契約者の運動時間や歩数など健康増進に役立つ行動を点数化し、ためた点数に応じて保険料の割引などにつなげる。
南アフリカのディスカバリー社が15カ国・750万人に提供している。
これをひな型に、住生でも同様の保険の開発を進めている。
住生は提携先企業が持つ技術情報を研究拠点に集約し、新商品やサービスを効率よく開発できるようにする。
(日本経済新聞 2018/02/09)
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