
健康アプリ
第一生命ホールディングスは、健康増進サービスを手がける専業子会社を設立し、第1弾としてスマートフォンアプリを「外販」する。
人口減少で国内の保険市場が頭打ちとなる中、専門性と機動性を高めて新たなサービスを開発し、収益の柱に育てたい考えだ。
子会社は、9月に第一生命から健康増進事業の移管を受けた「QOLead(キュオリード)」。
第一生命は2017年3月から、スマホアプリ「健康第一」で、健康診断の結果から健康タイプを判定したり、スマホのカメラで食事を撮影するだけでカロリーを計算したりするサービスを提供している。
一部は非契約者でも利用可能だ。
累計ダウンロード数は約90万件と好調で、他社への販売が可能だと判断した。
まず来年1月、業務提携関係にあるかんぽ生命保険に、専用に作り替えたアプリを提供する。
アプリ利用者を増やすことで、得られた健康情報を保険商品の開発やサービス向上につなげることも狙っている。
キュオリードの由水(よしみず)孝治サービス企画・開発ユニット長は「蓄積した情報を基に、保険商品の研究も(外販先と)一緒にやっていきたい」と意気込む。
(毎日新聞 2018/11/07)