
経済産業省は、健康データを活用する保険商品の開発支援を始める。
生活習慣病の予防法確立などを目的にした実証事業で得られたデータを活用する。
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被験者の歩数など運動データと、血圧や血糖値、尿糖値といった体調に関するデータが対象。
保険会社に提供し、ウエアラブル端末で計測される運動の量に応じて保険料を還付する商品などの開発を促す。
実際に計測されたデータを適用することで、具体的な料金設定など商品の設計を最適化できるという。
保険業界では、健康に良い取り組みにインセンティブ(意欲刺激策)を付与する商品が生まれ始めている。
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東京海上日動あんしん生命保険は、対象者の歩行量に応じて保険料を還付する医療保険「あるく保険」を今夏発売する予定。
経産省によると他社も同様の商品を開発しており、これらを支援することで保険業界のほか、端末関連の産業なども活性化させる。
(日刊工業新聞 2017/05/17)
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