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在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)系の保険会社「金剛保険」を巡る強制執行妨害事件で、整理回収機構の差し押さえ直前、同社の支社長や社員が口座から預金を引き出していたことが捜査関係者への取材でわかった。
警視庁は、同社が組織ぐるみで財産隠しをした疑いがあるとみて、指示した人物の特定を進めている。
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同機構は裁判所から差し押さえを認められ、昨年12月27日から、同社の預金計約1億3000万円の差し押さえ手続きを始めた。
しかし、同日から29日までの3日間に、東京都内や大阪府、愛知県などの金融機関に開設された同社名義の約50口座から計約8500万円が一斉に引き出された。
預金を引き出したのは、同社の女性社員のほか、関西地方の支社の男性支社長が金融機関窓口を訪れて、残額全額を引き出していたケースもあった。
この支社長は読売新聞の取材に対し、「金を隠そうという気持ちは一切、なかった」と話した。
同庁が同社関係者らの口座を調べたところ、一斉引き出し後、支社長や社員らの個人口座に計約2000万円が入金されていたことも判明。
中部地方の支社名義の口座からは女性社員が数十万円引き出した数分後、支社長名義の口座にほぼ同額が入金されていた。
引き出した預金がそのまま、個人口座に移されたとみられる。
(読売新聞 2017/12/22)
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