
三井住友銀行と住友生命保険は、外貨建ての元本が保証される一時払い個人年金保険を共同開発した。
運用期間は10年で、運用先の社債などから得た利息の一部を、指数が下がっても損失が出ないデリバティブ(金融派生商品)の購入にあてることで、相場が下がっても元本割れすることはないという。
「インデックス年金」と呼ばれる運用商品で、国内での取り扱いは初めてとしている。
運用する通貨を米ドルか豪ドルから選び、いずれも3万ドルから契約できる。
退職金などまとまったお金を運用したい50~70歳代を主な顧客層と想定。17日に取り扱いを始める。
一般的な運用商品だと加入後に相場が崩れると積立金が減り、相場が回復しても元の水準へ戻るには一定の時間を要する。
インデックス年金の場合、指数が下がっても元本割れしない代わりに、デリバティブの購入料がかかるため、上がっても指数の伸びほど積立金は増えないという。
(日本経済新聞 2018/07/13)