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勝本さんは保険代理店を設立し、「本当に必要な情報を顧客は受け取っているのか」という思いから、各社の契約内容を瞬時に分析、比較するシステムを開発した。
現在、店舗数は直営店を含めて181店。商品取扱会社は業界最高水準の40社超となった。
26歳で外資系生命保険会社を辞め、保険代理店を設立。
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当時、代理店は特定の保険会社との専属契約でした。
96年の保険業法改正で規制緩和され、複数の保険会社の商品を取り扱えるようになりましたが、「本当に必要な情報を顧客は受け取っているのか」という思いは残りました。
思いついたのが、商店みたいに保険を並べて、来店者に適した商品を選んでもらう形態です。
「保険クリニック」は日本初の来年型保険ショップでした。
各社の保険料、保険金、条件など商品の特徴を比較した資料を作成し、ブースで説明しました。
盛況ぶりに気をよくしてもっと便利にならないかと考え、2001年にシステム開発に着手したのです。
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04年春に完成した時は本当に感動し「これを売りに全国の代理店にフランチャイズ展開しよう」と夢を膨らませました。
保険会社に協力をお願いしたが、「他社商品と平等に比較・分析させるなんて理解できない」と言われ無視された。
クチコミで全国から加盟社要望が集まり、次第に協力してくれる保険会社も現れました。
現在、店舗数は直営店を含めて181店。商品取扱会社は業界最高水準の40社超となった。
(毎日新聞 2017/06/13)
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