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三井生命保険と三井住友信託銀行は7日、外貨を円に換算するレートを加入時を基準に固定することで、顧客が毎回円で支払う保険料が一定になる平準払いの外貨建て終身保険「フラット外貨終身」の販売を始めた。
外貨建て保険料の換算レートを固定する保険商品は国内生保業界で初めて。
両社によると、日銀の金融緩和による超低金利が長期化する中、日本より金利が比較的高い外貨で資産を運用したいというニーズは増えている。
ただ、顧客からは為替変動で毎回支払う保険料が上下することを嫌う声が上がっており、この商品を開発した。
通貨は米ドル、豪ドルを用意した。満期時や解約時に円高だった場合、資産が目減りするリスク自体は抑えられない。
ただ、換算レートを固定するため保険料の払込期間中は為替変動の影響を受けず、毎月の支払い保険料が変動しないため、「顧客が長期的な資産形成の計画を立てやすくなる」(三井生命)のが強みだという。
最低保険料は月払換算で5,000円から。
資金は米社債など外貨建ての債券で運用されるという。
予定利率は毎月更改されるため、市場金利の上昇局面では資産の上乗せも期待できる。
三井生命のニュースリリースはこちら
http://www.mitsui-seimei.co.jp/corporate/news/pdf/20180507_1.pdf
(フジサンケイビジネスアイ 2018/05/08)