
国内の主な生命保険会社の2017年4~12月期決算が15日、出そろった。
売上高にあたる保険料等収入は8社・グループのうち5グループで増収を確保。
運用環境の改善や利息配当金収入の増加で、本業のもうけにあたる基礎利益は7グループで増益だった。
保険料等収入は昨年4月の保険料引き上げの影響で個人年金などが落ち込んだものの、各社が代替商品を投入。
外貨建て保険を中心に契約を伸ばし、落ち込み分を補った。
基礎利益は昨年末まで円安と株高が続いたことなどを背景に、ほぼ全グループが増益。第一生命ホールディングスは18年3月期の連結純利益を前期比52%増の3510億円に上方修正した。日本生命保険は18年3月期の基礎利益を減益と見込んでいたが、増益に転じる可能性がある。
(日本経済新聞 2018/02/16)
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