
日本生命保険は14日、死亡保険の保険料を、4月から定期保険を中心に最大で2割程度引き下げる方針を固めた。
長生きの人が増え保険会社が払う死亡保険金が少なくなっているため。
他の各生保も長寿化を受けた見直しを進めている。
月内にも正式発表する。
値下げは新たに加入するか、契約を更新する人が対象。
子どもの養育費などとして保障を手厚くしたい期間に入る定期保険の下げ幅は大きく、生涯保障が続く終身保険の下げ幅は小さくなる見通し。
一方で長生きで、存命中の病気やケガのリスクは高まる。
日本銀行のマイナス金利政策による超低金利で保険料の運用環境が厳しく、財務の健全性を保つ必要もあるため、医療保険は値上げとなる見通しだ。
ただ、売れ筋の医療保険は価格競争が激しく、上げ幅はわずかにとどめる見込み。
昨春に値上げした年金保険などの貯蓄型保険は、今回は保険料を据え置くことにした。
(朝日新聞 2018/02/15)
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