
アクサ生命保険は日本事業拡大へ年80億円の投資を続ける。
高齢化の中で蓄積する病気予防といったノウハウを世界的に生かせるとみている。
ニック・レーン社長兼CEOは「日本での投資は強気だ」と1日のインタビューで述べた。
高齢化が済む日本は定年後といったセカンドライフ分野で世界の草分けで、団塊の世代に病気の予防や重症化・再発防止といった従来と異なる需要が生まれている。
これが「実際に世界的な傾向になる」と指摘、新しい解決方法を開発して需要を満たすことは、欧米やアジアで役立つとしている。
仏保険AXAグループのアクサ生命は、ここ5、6年は日本で年80億円程度の投資をしており、中期経営計画達成に向けて少なくとも2020年までは現在のペースを継続する。
投資先としては戦略的に重要と考える介護関連やフィンテックへの投資を計画している。
10月に住友生命保険と介護関連サービスの共同開発などで提携、新サービス提供に向けたスタートアップ企業との資本提携などに一部を割り当てる。
(Bloomberg 2018/11/06)