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MS&ADインシュアランスグループホールディングスは、スイス再保険傘下の英生命保険リアシュア・ジャージャー・ワンに1200億円出資し、同社株式の15%を取得する。
生保の海外売り上げを伸ばす狙いで、欧州では初の大型出資となる。
アジアに軸足を置く海外展開を多角化し、収益源を厚くする。
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リアシュア社は、他の生保が保有する契約を買収して引き継ぐクローズド・ブック事業が主力。
営業経費を抑制でき、顧客から新たに契約をとるより短期的に収益を出しやすい。
出資を機に欧州先進国での浸透を図る。
MS&ADは年度末までに約260億円を投じ、スイス再保険が持つリアシュア社の株式5%を取得する。
その後2020年までに約930億円を上限に増資を引き受ける。
手元資金でまかない、3年で計15%の同社株を取得する。
同社には取締役も1人派遣する。
(日本経済新聞 2017/10/06)
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