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日本生命保険が、20%を出資するインドネシアの中堅生保セクイスライフに三井物産子会社を紹介し、現地の中間層向けの新商品の全国販売を支援することを検討していることが1日、分かった。
日本生命保険は出資先の販路拡大を後押しすることで、平成32年までにグループ事業の最終利益を700億円に拡大する計画の達成を目指す。
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三井物産系の消費者金融BAFが提供するバイク購入者向けローン商品に死亡・医療保険を付ける。
BAFのローン新規契約者は年間約20万人でセクイスにとっては毎年、現在の保有契約者数と同規模の消費者と接点を持てるようになる。
セクイスは同商品の展開を視野に11月から、インドネシア国内の4カ所で先行販売を始めた。
5年以内に、国内生保のトップ5入りを目指す。
インドネシアの人口は世界第4位を誇るが、生保普及率は1.4%にとどまる。
同国の生保には、第一生命ホールディングスも出資しているが、いずれも中間層の取り込みが課題となっている。
日本生命はセクイスでの仕掛けを足がかりに、タイやインドの出資先でも同様の戦略を展開していく方針だ。
(産経新聞 2017/12/02)
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