生保、国債買い抑制も、今年度末、資産積み増す必要性後退

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

例年、年度末に膨らむ傾向のある生命保険会社による国債買いが、今年は控えめな増え方になる可能性が出てきた。

保険商品の販売や利払いに見合った運用が相応に進んでいるとみられ、年度内に急いで国債を積み増す必要性が後退している。

生保が債券に投資する場合、主に20年物や30年物などの超長期国債で運用する。

スポンサーリンク


超長期債の利回りはこのところ上昇基調(債券価格は下落)にあるが、目先は一段と上がりやすくなりそうだ。

超長期国債の利回りが上昇基調にあり、それが生保の投資を喚起するとの見方もある。

20日時点で20年債利回りは年0・705%、30年債利回りは0・915%だ。だが日本生命保険の筒井義信社長は「少なくても1%程度でなければ投資対象にならない」と話しており、この程度の金利水準では大幅な投資増につながる可能性は低い。
国債積み増しを急ぐ必要がない理由は負債面にもある。

日銀が16年1月にマイナス金利政策の導入を決めて、運用益の確保が難しくなったことを受け、各社は円建ての一時払い終身保険など貯蓄性保険商品の販売を一部で取りやめた。

保険の販売額や利払い額が抑制されているのならば、年度内に無理に国債残高を積み上げる必要はなくなる」(東海東京証券の佐野一彦氏)

(日本経済新聞 2017/02/21)

スポンサーリンク


関連記事

おすすめ記事

  1. 2018-4-27

    長引く低金利…、生保各社の外債投資拡大が鮮明に

    国内の長引く低金利環境が生命保険会社の資産運用を外国債券に向かわせている。 国内主要生命保険9社の…
  2. 2018-11-16

    第一生命HD、保険料収入17%増 4~9月

    第一生命ホールディングスが14日発表した2018年4~9月期決算 売上高に相当する連結保険料等収入…
  3. 2017-2-27

    2.似たもの同士は仲が良い

    人は自分と似た人に好感を持ちやすいようになっています。 これを、「類似性の法則」といいます。 …
  4. 2017-3-22

    団体年金の運用、相場下落に強く、明治安田が新商品

    明治安田生命保険は運用環境の変化に応じて柔軟に資産構成を入れ替える年金商品を開発した。 ​スポン…
  5. 2017-7-5

    認知症対応商品を積極開発 保険各社、賠償請求の高額補償など

    認知症の患者数が増える中で、保険各社が治療や介護のための出費に備えた商品を積極的に開発、販売している…

新着記事をメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、記事更新をメールで受信できます。

2,666人の購読者に加わりましょう

おすすめの電子書籍

新着記事をメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、記事更新をメールで受信できます。

2,666人の購読者に加わりましょう

ページ上部へ戻る