
日本生命保険は23日、同社の経営資源を活用し、スタートアップ企業と新規事業の創出を目指すと発表した。
スタートアップ企業と投資家のマッチングなどを支援するCrewwと共同で、スタートアップ企業から協業案を募る。
新規技術や革新的な事業案を持つスタートアップ企業と組んで、少子高齢化や長寿化を支える保険商品やサービスを開発するのが狙いだ。
「日本生命アクセラレーター2018」と題して、クルーのウェブサイトでスタートアップ企業から協業案を受け付ける。
応募期間は30日―8月10日で、業種は問わない。
日本生命は個人顧客1180万人、法人顧客21万社を抱えており、スタートアップ企業はこれらの顧客基盤の活用が可能だ。
さらに全国に5万人いる営業職員や各地に広がる営業拠点などのインフラも使用できる。
クルーは国内最大級のスタートアップコミュニティーの運営を手がける。12年の創業以来スタートアップ企業と大企業のオープンイノベーションプログラムを実施。約400件の協業を実現した。
(日刊工業新聞 2018/07/24)