
日本生命保険は24日、保険の販売代理店に生命保険商品を供給する新たな生保会社の準備会社「ニッセイ生保設立準備」を7月2日付で東京都港区に設立すると発表した。
資本金は100億円で、全額日生が出資する。
社員は70人程度を予定する。
日生は今後、当局の認可を得て、2019年上半期にも新たな生保会社で営業を開始する計画だ。
保険商品が多様化する中、比較して選びたいという消費者ニーズが高まり、保険ショップなどの代理店市場が急成長する。
日生はこの流れを受け、代理店に商品を卸す専門の生保会社の設立を検討していることを明らかにしていた。
5万人いる営業職員チャンネルは維持するが、代理店向けに新たなブランドを作り、業容の拡大につなげる。新会社の社名や資本金、従業員数は未定としている。
(日刊工業新聞 2018/05/25)