
太陽生命保険は6月末までに全社挙げての“社内禁煙”を達成した。
2017年10月に「健康経営を推進する企業としての使命を果たそう」(田中勝英社長)と始めた会社ぐるみの禁煙運動の成果で、現在は東京・日本橋の本社や全国143の支社など全ての事業拠点の喫煙所を廃止。
営業車でもたばこは吸えなくなった。「人生100年時代」の到来を踏まえ、健康寿命の延伸を推進する。
取り組みを始めた時点では社内に約3000人の喫煙者がおり、愛煙家として知られる三瓶雅央取締役常務執行役員もその一人だったとか。
T&Dホールディングス傘下の太陽生命は高齢化社会を支える認知症治療保険、医療保険や介護保険などを自由に組み合わせられる総合保障のほか、内勤職員が保険契約者や家族を直接訪問し、必要書類の代筆などを支援する「かけつけ隊サービス」などに特色を出す。
人生100年時代の“サポーター企業”として、禁煙文化が根付くのか注目したい。
(日刊工業新聞 2018/07/27)