
楽天生命は7月1日、「楽天生命技術ラボ」を設立した。
同ラボは「インシュアテック」の研究に特化して、生命保険分野への先端AI技術の応用を研究する。まず、力を入れる分野は次のとおり。
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①機械学習やDeepLearningによる情報提供の効率化・パーソナライズ
②先端技術を活用した保険申込プロセスの簡易化
③AI技術による顧客開拓
④高度な匿名化処理を施したデータ分析による解約率・保険金・給付金などの長期予測
同社は2016年、インシュアテック推進の専門セクションを立ち上げた。
17年2月にはスマホアプリによる女性ヘルスケアサービスを開始するとともに、ITベンチャー企業との共同実験や事例研究を通じて実務における技術活用の検討を進めてきた。
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なお、楽天グループが2005年に設立した「楽天技術研究所」は、Eコマース分野における革新的技術活用の研究実績がある。
森正所長は「楽天グループが培ってきた学術的知見およびEコマースでの知識を生命保険の分野に応用して、実務的なプロジェクトに取り組む。この成果を新たなサービスや商品の提供へとつなげたい」という。
なお、同社の2016年業績(個人保険)は、新契約件数が6万2389件、新契約ANPは27億5600万円。これに「1年定期ガン保険」を加えると31万4684件、28億6100万円となる。1年定期ガン保険は楽天が楽天会員に提供しているもの。
また、保有契約は件数86万6000件、ANP283億円。
(保険情報 2017/07/28)
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