
日本生命保険は6月から、資産運用業務にロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)を導入する。
年2500時間分の作業を削減できる見通し。
浮いた人員は市場や企業分析、投資の銘柄選定、戦略策定などに再配置する計画だ。
資産運用部門の業務のうち、ファンドの売買発注などの有価証券投資や、ポートフォリオ管理など約10の業務に導入する。
1―3月に、資産運用におけるRPA活用の実証実験を実施。
生産性向上などの有用性が確認できたという。
今後、資産運用に関する全ての作業領域にRPAを活用する計画だ。
日生は2014年、銀行窓販の事務でRPAを初めて導入。
これまで個人保険や企業保険の分野で54業務にRPAを活用している。
(日刊工業新聞 2018/05/02)