
老後のリスクについてのポイント
・長生きは、必要なお金が多いという面ではリスクも
・個人年金の利回り低下で、「トンチン年金」型の商品を検討する必要も
・「トンチン年金」型では男性より女性の方が保険料が高め
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トンチン年金は、年金を受け取る前に亡くなった人に支払う死亡払戻金などを抑え、その分を長生きした人への年金に回し、保険料を抑えています。
つまり、早く亡くなった人には不利になり、長生きした人は有利になる仕組み。
日本生命や第一生命は、この仕組みを採り入れた商品を扱い始めており、年金受け取り前に亡くなった場合に、払い込み保険料の7割が支払われます。
本来のトンチン年金の考え方では、年金受け取り前に亡くなった場合、払戻金額は0円です。
ただ、日本人は掛け捨て保険を嫌う傾向があり、こうした商品は、一部にトンチン年金の考え方を採り入れた形になっています。
「標準利率」が引き下げられた打開策として、トンチン年金の仕組みを採り入れた商品が今後増えるかもしれません。
(朝日新聞 2017/04/28)
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