
日本生命保険の筒井義信社長が8日、朝日新聞のインタビューに応じ、「超低金利時代にも耐えうる新しい保険商品の開発を進める」との考えを明らかにした。
日生など生保各社は今春、日本銀行のマイナス金利政策に伴う運用悪化を受けて、貯蓄型の終身保険や学資保険を一斉に値上げした。
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日生は昨年4月、銀行窓口で取り扱っていた貯蓄型保険の一部の販売も停止したが、筒井氏は今後の商品展開について「商品ラインアップを守るため、少なくとも売り止めはしない」と強調した。
そのうえで、貯蓄型保険に比べて運用環境に左右されにくい、長生きに備えた生前給付型保険や、少子化など社会的課題に対応した保険の開発を進める方針を明らかにした。
(朝日新聞 2017/05/09)
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