
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険は7月から、総合職約2100人の賃金制度を統一する。
転勤のないエリア職約800人の賃金を、転勤があるグローバル職約1300人と同等の水準に引き上げる。
現在、エリア職に就いている人の大半が女性だという。
同社はグローバル職とエリア職を「基幹職」として統一し、給与テーブルや退職金制度などを一本化する。
エリア職として働いていた社員は7月以降も転勤はない。
人事評価などに応じて異なるが、エリア職から基幹職になった社員は最大で3割ほど賃金が増えるという。
同時に、基幹職を対象に転勤を柔軟に選べる制度を導入する。
出産や育児、家族の病気といった事情があって転勤が難しい場合は、申請から最低2年間は転勤を免除する。
また、遠方に住む親などの介護をするために介護しやすい地域に転勤できるようにもする。
(日本経済新聞 2018/05/21)