
厚生労働省が2日発表した人口動態統計によると、2016年に生まれた子どもの数(出生数)は97万6979人で、1899年に統計をとり始めてから初めて100万人を割り込んだ。
1人の女性が生涯に産む子どもの数(合計特殊出生率)は1.44と前年を0.01ポイント下回った。
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マイナスは2年ぶり。出産適齢期の女性の減少が少子化に拍車をかけている。
厚労省は出生数減少について「出産適齢期の女性が減ったのが大きい」とみる。
16年は30~34歳の出生率が11年ぶりに低下。
05年の1.26を底とする出生率の回復基調は30代の出産が支えていた。
現役世代で支える年金や介護の社会保障制度も危うい。
(日本経済新聞 2017/6/3)
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