
ネスレ日本は28日、DNA検査や血液検査を無料で提供し、自社の商品を提案するサービスを始めると発表した。
検査結果をもとに、一人ひとりの体質や、不足しがちな栄養素を知ってもらう。対話アプリ「LINE」を活用し、個人の食生活に対して改善策なども提案する。
食品会社がDNA検査や血液検査などに基づいて、一人ひとりの食生活を総合的にサポートするサービスは全国初という。
同サービスを使うには、自宅や会社で栄養補給できる飲料サービス「ネスレ ウェルネス アンバサダー」専用カプセルの定期購入が条件となる。
DNA検査では遺伝子解析サービスのジェネシスヘルスケア(東京・渋谷)、血液検査ではハルメク・ベンチャーズ(東京・千代田)と組んだ。
食事の写真をLINEに送るだけでカロリーや栄養の偏りを知らせるサービスも同時に始める。
利用者がLINEの事業者向けアカウント「ネスレ ウェルネス アンバサダー」に食事画像を送ると、人工知能(AI)が自動で解析する。
ネスレ日本はまた28日、アクサ生命保険との業務連携も発表した。
食品会社と保険会社が連携するのは珍しい。
新しい商品の開発などで連携する。?
(日本経済新聞 2018/05/28)