
「がん」という病気は一生涯に2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで亡くなると言われています。
年々罹患者数死亡者数ともに増加していますがついに新規の罹患者数は100万人を超えることが予測されています。
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ついに がんの新規患者100万人超の時代!
2016年統計予測
罹患数 :1,010,200例
死亡者数:374,000人
出典:国立がん研究センターがん情報サービス
予測値の注意点
・予測精度は主要部位の5年間の予測について、実測値と比較することで検証されています。
・予測には誤差が伴います(統計学的なもの+予測不能な要因)
・予防危険因子の動向は、過去の罹患率、死亡率の変化に表れている部分は反映されていると考えられますが、将来の変化などは考慮していません。
・検診の動向などによって変動があり得ます(特に前立腺がんの罹患)
がん検診について
普及のために日本対がん協会は9月を「がん征圧月間」としています。
2016年のがん征圧月間のスローガンは『大切なあなたと一緒にがん検診』
がん検診の違い
対策型検診
対象 一定の集団を対象
・市町村など住民対象
・職員対象とした職域での検診
任意型検診
人間ドックなどの個人が対象
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がんは、症状や異常を感じたときにはすでに進行していることが多く、早期発見のためには症状がなくても定期的にがん検診を受診することが大切です。
がんを早期発見し、早期に治療するために検診を受けることは重要ですが、がん検診には不利益な面も当然あります。
がん発見を重要視しすぎると「偽陽性」のような不利益が生じます。
他にも「偽陰性」「過剰診断」などがあります。
がん検診では、有効性を示す科学的根拠はもちろんのこと、利益と不利益のバランスから検診の推奨レベルが決められています。
がん検診では、がんをただ見つけることが目的ではありません。最新の機器の良い点だけでなく自分にとっての検診の有効性を考えて検診を受けましょう。
また、がんの死亡率を下げるためには、治療につなげていく必要があります。
結果は放置せずに精密検査を受けましょう。
喫煙はがんのリスクを上げます。
避けられるがんはできるだけ避けられるよう禁煙しましょう。
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