
家計の金融資産が1880兆円(前年度比3.9%増)となり、過去最高を更新しました。
主な要因は、株式相場の上昇をうけて、株式や投資信託の時価評価額が膨らんだことによるものだそうです。
とはいえ、総務省の報告を見ると、金融資産の増加=家計に余裕がある世帯が増えていると一概には言えなさそうです。
・家計の平均貯蓄額は1820万円と増加傾向にある
・勤労者世帯に限れば平均額は1299万円
・全体の中央値(下から並べて真ん中の金額)は1064万円で、全世帯の3分の2は平均貯蓄額以下。
[参考] 総務省 家計調査報告(貯蓄・負債編)平成28年平均結果速報 二人以上の世帯
平均額と中央値の差が大きいのは、シニア層や一部の高所得層に資産が集中し、平均を押し上げていることによるもので、必ずしもボトムアップが進んでいるわけではなく多くの世帯の家計は決して楽ではありません。
金融庁は「貯蓄から投資へ」を加速させるべく、NISAやイデコ等の取り組みを進めており、こうした制度の活用や貯蓄・投資に対する意識向上は課題です。
「自分に合ったマネープランがわからない」といった不安は消えないようです。
教育費はいくらかかるのか・・・
マイホームは持てるのか・・・
今の家計状況で将来大丈夫なのか・・・
こうした不安の解消が必要です。
FPの出番ですよね。