100年設計図(4)長生きとお金―

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90歳でも入れる終身医療保険。

治安田生命保険が2017年12月に発売した少し常識外れの保険が、健康に不安がある中高年層でちょっとしたヒットになった。

契約者は4割が70歳以上。「これほど引き合いがあるとは」。

担当者は思わぬ商機に驚きを隠せない。

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月35万円必要

単なる老後ではなく、ゆとりある老後に。

生命保険文化センターの調べでは、「ゆとり」を得るには毎月35万円ほどいる。

65歳で退職して85歳まで過ごすには8400万円。

金融広報中央委員会の調査で老後の生活が心配と答えた世帯は87%弱にのぼる。

「公的年金だけでは不安ですよね」。

老後の資産運用を手掛ける金融機関は、早く亡くなった人の保険料を残る人の財源に回すトンチン年金の販売に力を入れる。

日本生命保険が16年春に始めてから5社が追随し、日本経済新聞社が推計した契約者は計5万5千人程度と出だしは良い。

普及するには課題もある。

トンチン年金は亡くなるまで年金を受け取れるが、毎月の保険料は一般に4万円以上かかる。

払い込む保険料の元を取れるのは90歳を超えてからという場合が多い。

(日本経済新聞 2018/03/16)

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