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世界禁煙デー 5月31日 禁煙週間 5月31日~6月6日
5月31日は世界禁煙デーです。日本では5月31日から1週間を「禁煙週間」と定め、様々なイベントが行われます。
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現在、受動喫煙防止等の強化が検討されています。
タバコの体への悪影響が周知され、各種法律の整備や施行が行われたことにより、日本の喫煙率は大きく低下してきました。しかし、近年喫煙率は下げ止まりほぼ横ばいです。
なぜ 喫煙率は下げ止まっているのか?
自動販売機が様々な場所にあり気軽に購入できるなど、日本独自の問題といっても過言でない状況があり、問題意識が高まりにくい ことも理由の1つと言われています。
*男女計喫煙率の目標設定
2010年 19.5% → 2022年 12% へ
(厚生労働省策定第2次健康日本21より)
がん死亡の約20~27%は喫煙が原因です。
国の「s23 がん対策基本計画」s23 の全体目標である、がん死亡率20%減少*を達成できない大きな理由の一つにタバコ対策が遅れていること指摘されています。
(*年齢調整・s16 75歳未満)
海外に遅れをとっている! 全面禁煙化
実は、先進国で屋内が全面禁煙でないのは日本ぐらいです。
海外の状況と比較し、日本はタバコ対策『後進国』 と揶揄されています。
未成年者喫煙禁止法(20歳未満の未成年者の喫煙を禁止する法律)が制定されたのは明治33年(1900年)。
そのころに発表されたのが文豪 夏目漱石の
「吾輩は猫である」です。(1905年) 漱石がヘビースモーカーだったこと
は有名ですが、冒頭このように始まっているのをご存知でしょうか?
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吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。
~中略~
掌の上で少し落ちついて書生の顔を見たのがいわゆる人間というものの見始めであろう。この時妙なものだと思った感じが今でも残っている。第一毛をもって装飾されべきはずの顔がつるつるしてまるで薬缶(やかん)だ。のみならず顔の真中があまりに突起している。
そうしてその穴の中から時々ぷうぷうと煙を吹く。どうも咽(む)せぽくて実に弱った。
これが人間の飲む煙草(たばこ)というものである事はようやくこの頃知った。
ヘビースモーカーだった夏目漱石らしい表現だったのかもしれません。
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えす。