
内閣府の、2015年版の高齢社会白書によると、今、日本の人口は、2015年現在で、1億2600万人、2060年時点では、1億人を割り込んで、8600万人になっています。
これってすごい減り方ですよね。そして、そのときの全人口の39.9%が65歳以上になっているんです。今の2倍に増えている感覚ですかね。
総人口は2050年には1億人を割り込んで9708万人。その後もさらに減少を続けて2060年には9000万人を切るんです。そのうち3500万人近くが65歳以上の高齢者。なんともびっくりですよね。
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2035年にはほぼ3人に1人が高齢者(65歳以上)そして2060年には2.5人に1人が高齢者っていうことです。
一方で前期・後期高齢者比率は、団塊の世代が後期に到達し始める2020年に逆転し、そのあとは、高齢者の中でも75歳以上の人数の方が多くなるんです。
2060年時点では、全人口の1/4強が75歳以上となるということです。見渡せば、隣近所に後期高齢者。お金を稼がない人たちばかりが増えていくことになります。
働けるときにお金を貯めることが重要ですね。どこで死ぬの?と言えば、人間亡くなるときは、90%以上の方が病院です。自宅の畳の上で大往生というのはほとんどなくなっています。
亡くなる直前に、病気に入院してるからですよね。医療技術の発達も良し悪しだという方もいます。
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さて入院する前はというと、大体介護状態が続いています。今の日本の平均では、男は71歳から9年、女は74歳から12年介護期間が続きます。
そのときの介護費用は、これも今の日本の平均では、男832万円、女1109万円、夫の死亡から妻の死亡まで、平均で13年間ということになっています。
では、65歳から年金で暮らせるでしょうか。
所得代替率は、平成26年財政検証結果によると、50%なら今より2割減、39%なら今より4割減、現在65歳で21万円もらっている人で試算すると、所得代替率が39%になる、月に13万円しかもらえなくなります。
65歳で必要な貯蓄の額は、いくらになるかというと、65歳から85歳までの20年間、夫婦で月25万円で生活する場合で、総額6000万円、65歳から85歳までの年金受給額(月額13万円)合計が3120万円、退職金が1250万円だとすると、貯金は1630万円必要だということになります。
65歳までに、1630万円ためておかないとひどい目にあうということですね。家族のライフイベントのために使うお金以外に、最低でも、1630万円は貯蓄しておかないとならないのです。
早くから、最も効果的な貯蓄方法を検討する必要がありますね。
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