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- ②.公的年金の保険料のしくみ
②.公的年金の保険料のしくみ
- 2017/2/23
- Ⅰ.公的年金制度からの生命保険販売, 社会保障制度
- 厚生年金保険, 国民年金

目次
1.公的年金制度の基礎知識 ②.公的年金の保険料のしくみ
国民年金の毎月の保険料っていくらでしょう。毎年4月に変更されますが、今年度(2016年度)は…16,260円です。
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国民年金の保険料(第1号被保険者)
国民年金って職業問わず、全員が入っていました。ところが、毎月の保険料16,260円をピッタリ払っているのはごく一部の方だけなんです。そうです、第1号被保険者だけなんですね。ということは2号や3号は保険料違うの?と思われるでしょう。そうなんです、違うんです。
国民年金の保険料(第3号被保険者)
まずは3号から確認しましょう。サラリーマンの妻で専業主婦の方ですね。保険料はいくらでしょうか?ゼロ円です。無料です。無料ということはこういうことです。
「サラリーマンの妻で専業主婦は保険料を払わなくて良いですよ。払ったことにしておきますからね」ということです。何だか不公平です。たまたま結婚した相手が自営業者だった、サラリーマンだったという違いで負担が異なってくるんです。異なるどころかゼロなんです。
国民年金の保険料(第2号被保険者)
では残った2号を確認します。会社員や公務員ですね。彼らは国民年金と厚生年金に加入しています。ちなみに彼らの保険料は口座振替ではありません。お給料から毎月天引きされます。
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どうでしょう?お給料を支払う会社の事務の担当者の立場からすると・・・「○○さんの今月の給料から国民年金16,260円、厚生年金20,000円」なんて別々に収納していたら面倒ですよね。
そこでこのようにしております。「○○さんの年金保険料として○○円」と2つを合算して天引きします。
では具体的な保険料はいくらでしょうか?
厚生年金保険の保険料
お給料の18.182%です。(2017.9月からは、18.3%になって固定されます。)
①例えばお給料が300,000万円の場合はいくらになるでしょう?
300,000×0.18182=54,546円ですね。
かなり大きな負担ですね。大丈夫です。半分は会社が負担してくれます。
その半分、27,273円が従業員の給与から天引きされ、会社も27,273円を乗せて、合わせて54,546円を毎月国に納める、ということです。
②その保険料はどの年金の保険料でしょうか?
厚生年金保険料として合算で徴収しますから、もちろん両方にチェックです。
③毎月のお給料が40万円の場合の厚生年金保険料はいくらになるでしょうか?
少し給料が高い人。36,364円になります。
④ボーナスからも同じ率で天引きされます。
90万円もらえば、81,819円です。
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公的年金制度の概要
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/nenkin/zaisei01/
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